株式会社アリスチャイルド – 代表取締役 遠藤政志
保育士が働きやすい環境を構築し園児と保護者に安心を提供する保育園
札幌市の「アリス保育園」を運営する(株)アリスチャイルドの代表取締役・遠藤政志氏。自身の子どもの保育園探しに苦労した経験から、保護者が安心して子どもを預けられる保育園を立ち上げた。
遠藤政志社長のプロフィール
前職ではシステムエンジニアとして活躍。自身の子どもを預ける保育園探しに苦労する中で、同じ悩みを抱える保護者のために理想の保育園を開業しようと決意する。2018年に(株)アリスチャイルドを創業し、園児と保護者が安心できる「アリス保育園」を立ち上げ、保育士が働きやすい環境も構築した。
会社情報
株式会社 アリスチャイルド | |
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住所 | 〒068-0061 北海道札幌市西区西町北20-3-19 アイビル15 203 |
URL | http://www.alice-child.co.jp/ [幼保専用ECモール アリスモール] https://www.alice-mall.com |
これまでの道のり
以前まで私はシステムエンジニアとして働いていました。「アリス保育園」を立ち上げたのは、私自身が子どもの保育園探しに苦労したことがきっかけなんです。というのも、いろいろな保育園を見学したものの「安心して子どもを預けられる」と感じた保育園は空きがなかったり、違うところでは保育士さんの元気がなかったりして・・・。それでも、運に恵まれ私の子どもはしっかりとした保育園に預けることができたのですが、同じ悩みを抱えている親御さんは大勢いらっしゃるのではないか、と考えるようになったんです。そのことに気が付いた私は自分の力で保育園を立ち上げようと決意しました。
そして立ち上げに際していろいろと情報を集めるなどして準備を進め、「アリス保育園」をオープンすることができました。北海道札幌市の中でも西区を選んだのは、保育園のキャンセル待ちが続出する激戦区だと聞いていたからなんですよ。
こだわっていること・大切にしていること
当園の開業にあたって私が心がけたのは保育士が働きやすい環境にすることだったんです。そのために、他の保育園の保育士の方々の声を参考にさせていただいたんですよ。皆さんの声を聞いて気が付いたのは、保育士さんにとって最も大変なことは書類の作成や教材づくりで残業が増えてしまうということ。そこで当園は、事務職を設けることにしました。また、保育士が仕事を自宅に持ち帰ることを禁止し、保育以外の用事で残業することのない体制を構築したんです。
私自身も保育士の負担を減らすために現場の仕事に参加し、毎月発行している「アリス保育園だより」は保育士に任せず私が制作しているんです。また、保育士と保護者の方々の情報交換のツールである連絡帳は、アプリを使用しているんですよ。連絡帳だけでなく、遅刻やお休みの連絡もアプリでやりとりしているんですよ。突然発熱したお子さんを見ながら「今日は休ませます」と保育園に電話をするのも大変でしょうから。そのようにして、保育業界では当たり前だった無駄をできるだけ削って保護者の方々や保育士の負担を減らすことを方針として当園の運営を行っています。
また、悲しいことに、他の保育園でお昼寝中の園児がうつぶせになってしまったことで窒息死する事故が起きてしまっています。当園では園児の命を責任を持って守るために、そうした事故を防ぐシステムを導入しております。
お昼寝中の園児たちの体勢をチェックする特殊なセンサーを設置しているんですよ。それをスマホのアプリと連携し、危険な場合はアラートが鳴るようにしているんです。このアプリと保育士による目視の二重確認で万が一の事故を徹底的に防止しています。
これからのビジョン
私はこれまで、保育用品専門のECサイトをオープンしました。当サイトでは見積書・請求書・納品書が簡単に発行できるシステムを導入している他、保育園や幼稚園の経営に便利で使いやすい機能をたくさん盛り込んでいます。
今後も意欲的に事業を拡大していきたいですね。まずは、園児を迎えに来た保護者様が気軽に食事やお茶を楽しめるカフェをオープンする予定です。さらに0歳から2歳までのお子さんが対象の当園に続いて、3歳から就学前までお預かりする第2の保育園も開園し、多くの方の子育てを支援してまいります。